独自のコンセプト「食べられるキャンプ場」
2022年から、久米島のおうじまキャンプ場の指定管理者として、弊社は「食べられるキャンプ場」と「おいしいキャンプ場」というユニークなコンセプトを推進しています。
このアイデアは、アルゼンチンのキャンプ場での体験がヒントとなりました。そこでは、キャンプ場内に植えられたりんごを自由に摘んで食べることができました。
この経験を基に、沖縄の温暖な気候を活かし、ハーブやフルーツを植え、訪れる人々が直接、新鮮な味を楽しめるようにしています。
自立を目指し、売上を6倍に
久米島のような過疎地ではキャンプ場の自立運営が難しいものの、弊社は久米島町役場との二人三脚での取り組みの上、デジタル化の推進、料金やサービスの見直し、レンタル機材の拡充などにより、2023年度には2018年度の約6倍にあたる売上を達成しました。
なお売上は従業員に還元したり、業務効率化ができるような備品や機器、デジタルサービスに再投資したりしています。
キャンプ場の枠を超え、地域に必要とされる場をつくる
久米島のような過疎地では、キャンプやアウトドアといった目的だけで、維持管理コストのかかるキャンプ場のような施設は存続できません。
そのため単なるキャンプ場の枠を超え、地域コミュニティに必要とされる場としての役割を果たす必要があると考えています。
おうじまキャンプ場は、キャンプだけでなく、移住者交流イベント、音楽イベント、子育て支援、マルシェといった多様なイベントにも使用されてきています。
地域の新しい公民館のような役割を担い、地域の住民の皆様から必要とされる場所としていきたいと考えています。
まとめ
沖縄の自然を生かした独特のコンセプトで運営されるおうじまキャンプ場は、自然を身近に感じながら楽しむ新しい形のキャンプ体験を提供しています。
また、僻地にあるキャンプ場だからこそ、キャンプ場が実現できる新しい可能性を模索しています。
これらの取り組みに興味を持たれた行政や個人の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度おうじまキャンプ場をご訪問ください。色々お話させていただければ幸いです。