ウェブやスマートフォンでPRや販促をしたい! よくある5つの失敗とは?
私はこれまで仕事を通じ、多くのローカル中小企業さん、個人事業主さん、商工会議所のご担当者さん、自治体の産業政策・移住推進担当の皆さんなど、多くの方とお話をさせていただいて参りました。
そして情報発信やPR、デジタルを使ったマーケティングについて、みなさまのお困りごとや失敗談に出会ってきました。その結果、大きく、次の5つのような失敗があることがわかりました。
失敗その① 無料で済ませようと思い、全部自分ひとりでやろうとする
非常に多いのがこのパターン。特にデジタルに慣れていないのに、自分ひとりだけで設定や運用を行おうとするケースです。もしくはパソコン教室に通うなど、自分の力で対応するためにお金と時間を必要以上にかけてしまうケースも含まれます。
人には向き不向きがあります。あなたがもしウェブサービスやデジタル技術の活用に不慣れであれば、無理して行う必要はありません。不慣れな作業をすることで節約できたお金よりも、より多くの時間とお金を無駄にしてしまう可能性が高いからです。
例えば、あるひとつのデジタルツールの使い方を新しく学んだり設定したり、活用したりする時間が次のようだったとします。
内容 | 時間 |
---|---|
デジタルツールの活用方法習得 | 20時間(初月のみ) |
デジタルツールの設定、微調整 | 10時間(初月のみ) |
デジタルツールの運用 | 4時間/月 |
このひとつのデジタルツールの活用について、年間かかる時間は、20 + 10 + (4 × 12) = 78時間となります。つまりこの場合、ひとつのデジタルツールの活用に、あなたの労働時間にして年間78時間がかかる可能性があるのです。
もしあなたがデジタルツールの活用に慣れた方であれば、自力で運用しても良いでしょう。なぜなら、使い方の習得や設定作業にかかる時間が少なくて済んだり、かけた分に見合うだけの効果が期待できるからです。しかし、デジタルツールの活用に慣れていなければ、多くの時間を無駄にしてしまうかもしれません。不慣れで成果の出づらい作業にうんざりしたり、ストレスを感じたりして、本来集中すべき業務にも支障が出てしまうかもしれません。
失敗その② デジタル戦略の過ちにより、見当違いの努力をしてしまっている
ホームページの運用はもちろん、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNS活用や、YouTubeやTikTokを通じた動画配信を頑張っている事業者さんもいます。それ自体は素晴らしいことですが、中には見当違いの努力をしてしまい、「頑張っているのに成果が出ない」なんて事態に陥っている事業者さんもいるのです。
例えば、地域外のファンを開拓したいと思い、Facebookを始めたとします。しかし、一般的にFacebookは他のSNSと比べて拡散性が低いため、どんなに頑張っても地域外の人に情報が届かず、期待するより効果が上がらない可能性があります。
このように、得たい結果とそのための戦略、戦術、実施内容が一致していなければ、悲しいことにどんなに頑張っても望む成果をあげづらいのです。
失敗その③ 「良いコンテンツがあれば自然に拡散される」と思い、制作にお金をかけすぎる
予算配分を間違ってしまう人も多くいます。例えば、コンテンツ制作にお金をかけすぎるケースです。かっこよくきれいなホームページを予算のほぼ全てを費やして作ったはいいものの、あとはそのまま放置……。そんな状態に陥ってはいませんでしょうか。
どんなにきれいなホームページや動画コンテンツを作っても、ターゲットに情報が届くようにアプローチしなければ、望む成果はあがりません。
失敗その④ 分析をおろそかにし、改善ができない
デジタルマーケティングの醍醐味は、集まったデータを元に効果を測定し、施策を見直せる点にあります。言い換えれば、集まったデータを参考にしなければ、デジタルマーケティングをやる意味はありません。しかし、データの収集と改善を行わず、「やったらやりっぱなし」になっている方も多くいるのです。
分析には例えばGoogleアナリティクスなどのツールを使いますが、デジタルツールの活用に不慣れな人には少々利用が難しいツールです。そのため途中でデータ分析に挫折してしまう人も。
Googleで観光立国推進部長を務める陣内裕樹氏は「サーロインの法則」を提唱しています。これは、「つくる(コンテンツ制作):届ける(プロモーション):測る(効果検証)の予算配分は3:6:1(サー・ロ・イン)が最適」とするものです。コンテンツ制作だけではなく、ターゲットにコンテンツを届け、データをもとに改善する仕組みを実装することが必要なのです。
失敗その⑤ ソリューションが固定化された外注サービスに任せっぱなしにしている
ホームページやSNSなど、個別のサービスに関する運営代行を使っている方もいます。確かに代行は便利です。しかしデジタルマーケティングを行う上では、「方法」が固定化された代行サービスに任せっきりにしてしまうことは得策ではありません。
ホームページの運用代行を行っている会社に「ホームページ以外に方法はないのか?」と聞いても、「ホームページが最適なソリューションです」と返ってくるでしょう。自社サービスを継続利用してほしいからです。
相談できるパートナーを
このような失敗を避けるためには、戦略を相談でき、柔軟に支援内容を変えながら対応できるパートナーが必要です。
そして弊社のサービス「はじめのデジマ」は、御社にとってふさわしいパートナーとなれると自負しています。
お話を伺い、お役に立てなそうならこちらから辞退させていただきます。成果にコミットしたいと考えているからです。
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